第167回 健康保険組合連合会総会 厚生労働大臣政務官挨拶
本日ここに、第167回健康保険組合連合会総会が開催されるに当たり、一言ご挨拶申し上げます。
はじめに、皆様方におかれましては、日頃より健康保険事業の円滑な運営及び医療保険の健全な発展のため、格別のご尽力を賜り、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
医療保険制度は、国民の安心と生活の安定を支える制度として大きな役割を果たしておりますが、今日、高齢化の急速な進展等により医療費が増大する一方、経済の低迷により保険料収入は伸び悩んでおり、保険財政は大変厳しい状況にあります。
健康保険組合におかれましても、大変厳しい財政運営を強いられているものと承知しております。
こうした中で私どもは、将来にわたり持続可能で安定的な医療保険制度の構築、給付の平等と負担の公平そして良質かつ効率的な医療の確保を目指し、昨年の3月28日に「医療保険制度の体系のあり方」、「新しい高齢者医療制度の創設」、「診療報酬の体系の見直し」についての改革の基本的方向を示した「基本方針」を閣議決定いたしました。これを基に健保連からもご参加いただき、社会保障審議会医療保険部会において改革の内容の検討を進めてまいりました。これまでに出された意見を整理し、さらに保険者の再編・統合、高齢者医療費の抑制などの具体的な論点について議論を深めて参りたいと考えております。
一方、こうした改革論議とあわせ、被保険者等の方々の健康水準の向上を通じ医療費の伸びの適正化を図る観点から、各保険者における医療費の分析やそれを踏まえたきめ細やかな保健事業などの取り組みも今後の医療保険制度の運営において重要であると考えております。また、来年には都道府県ごとに医療保険各保険者が連携協力を行える体制として保険者協議会が設置される予定です。このような状況を踏まえ、健康保険組合の皆様の一層の取り組みをご期待申しあげます。
21世紀においても、世界に冠たる国民皆保険制度を堅持し、良質かつ適切な医療の確保を図り、発展させていくためにも、更なる医療制度改革の実現は必要不可欠であり、その実現のためには我が国の医療保険制度において中核的な役割を担っている健康保険組合のご理解とご協力を頂戴せねばなりません。我々も改革の実現に向けて全力で取り組む決意でありますので、今後とも格別のご支援・ご協力を賜りますよう改めてお願い申し上げます。
最後になりましたが、健康保険組合及び健康保険組合連合会の今後益々の御発展と、本日ご参集の皆様方の一層の御活躍をお祈り申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。
平成16年7月23日 厚生労働大臣政務官 竹 本 直 一