皆様こんにちは、竹本直一です。
十月十日現在、臨時国会はすでに開かれ、昨日から予算委員会の質疑が始まりました。今国会の会期は十一月十日と短期間ですが、おそらく一ヶ月ぐらいの延長はやむを得ないのではないでしょうか。
なぜなら、一番の焦点であるテロ特措法の延長問題があるからです。十一月一日でこの期限が切れるため、この法律を延長したいと与党は考えていますが、民主党は反対を表明しています。野党民主党が多数を占めている参議院においては、おそらくこの延長法案は否決されるでしょう。
したがって衆議院で可決して参議院に送り、参議院で否決されるか六十日が経過すれば衆議院に戻され、衆議院で再度三分の二以上の賛成を得て、やっと法案は成立します。しかしそれだけの時間的余裕がないという問題があり、現状は極めて厳しい状況です。
そこで自由民主党としては独自に延長法案を作り、それを衆議院で可決して参議院に送り、それを参議院で何とか努力して可決させ、成立させようと考えているわけです。
そもそもこの法案は、テロ対策としてアフガンで活動する米軍に対して石油や水の供給を自衛隊がやっているのですが、その期限が十一月一日にくるわけです。我々は、日米同盟の関係や国連での日本の給油活動に対する感謝決議がされた状況の中で、先進国の義務としてテロ対策に貢献するためにも、この給油活動を務めたいと考えています。
しかし民主党は、給油活動の石油がイラク戦争に使われているなどという理由で延長に反対しています。しかし妙なことに、アフガン国内でのISAF(国際治安支援部隊)の活動には参加してもいいというのが小沢代表の考えのようですが、日本の国益を考えると理解できないものがあります。
なぜならアフガンにおいて米軍は最前線に立ち、自国の若者の生命の損傷をも犠牲にしてテロ対策で頑張っています。我が国は、そのような戦闘行為に参加する必要がないという、ある意味では恵まれた立場にあります。その恵まれた立場にある我が国が、あえて自国の若者の命を犠牲にしかねないそのような活動に参加する必要はまったくないし、それは国民の利益に反しているのではないでしょうか。
したがって今回の問題は一番確信を突く問題なだけに、これによって国会が一ヶ月ほど延長する可能性は十分ありうると思っています。
何度も言うように、日本は平和憲法の下で海外での戦闘行為はしないという立場を取ってきました。その結果として戦後六十年間、ただの一人も戦争の犠牲者を出していないという恵まれた状況にあります。
アメリカは戦後六十年の間に朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン戦争、イラク戦争と、多くの戦争を経験しています。そしてこれにより約二十万人を超えるであろう犠牲者を出してきました。これを比較すれば、いかに日本が恵まれた立場にいるかがわかるでしょう。
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もうひとつ、対外関係において大きな問題があります。それは北朝鮮船舶の入港を禁止する措置が十月十三日に切れるというものです。これもさらに六ヶ月の延長をしなければなりませんが、これに関してはすでに十月九日時点で閣議決定されました。
したがって閣議決定された延長という措置を、国会で承認しなければなりません。これは私が委員長を務める国土交通委員会の仕事としてやり遂げることになります。
いま北朝鮮問題は、六カ国協議が緩和された方向で進展しており、北朝鮮の核兵器製造の中止、あるいはその無能力化が現実の日程に即してきた雰囲気にあります。加えて先日、盧武鉉 (ノムヒョン)韓国大統領が北朝鮮へ徒歩で渡り、金正日(キムジョンイル)国家主席と会談し、共同声明を発表しました。南北朝鮮が友好的な雰囲気を見せ、かつそれを取り巻く六カ国協議においても、アメリカを中心として従来とは違ったソフトな接触を試みています。
しかし日本は拉致問題という深刻な問題を抱えています。したがってこの北朝鮮に対する入国禁止措置をさらに延長するかどうかは、よく議論しなければならない問題でしょう。なぜなら日本の外交だけが孤立するのも考えものだからです。
とはいえ我々としては、特に北朝鮮から拉致問題について進展ある発言が見られない以上、この延長はやむを得ないとしてこれを国会承認すべきだと考えているわけです。
先ほど述べたように、国会はまだまだ続くと思われます。与野党が対立する国会において、何が国民のためになるのか、そして地元のために何が役に立つのかを訴えていきたいと考えています。
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十月に入り、地元大阪ではだんじり祭が盛んです。私も積極的に参加させていただいていますが、地方の文化を守るという意味では、これほど素晴らしいイベントはないと思っています。特に若い人がいままで以上に積極的に参加してくれていることは、地元の、そして日本のアイデンティティを体現する上においても、いいイベントだと思っています。
秋の気配も色濃くなり、寒さをいよいよ本格化してきました。皆様も健康には十分お気をつけください。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
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